こんにちは。
年頭に、“今年はもっと頻繁に更新します！”とか言っていた岡崎律子です。・・・フフッ、お久しぶりでした。
なんだか、舞い上がったまま、正気を失くしてるみたいな日々が続いていたのです。振り返ってみると・・・
そう、うれしかったＨＭＶ横浜（2/16）の翌日のこと。その日、私はメロキュアの曲『So far, so near』の新バージョンのSt.だったのですが、YAHOO!のトップページに“メロキュア、異例のヒット中”の記事が載った、というので、ちょっとだけ周辺で大騒ぎ。（←お知らせくださった方、Thanksね！ ちゃんとみました）
その後も、スポーツ新聞の取材を初体験したり、メロキュアとしてのラジオゲストや取材などでたくさんの人と会う、私にとっては喜びとド緊張の日々つづきで、なんというかハッピーなくせにどこか気持ちがダウンしてくような、でも、そこは必死で持ちこたえねば、というような、人には見えないところでちょっともがいている、ある種こっけいな状態に。
でも、２月下旬、実は曲の〆切りを４つもらっていたので、その頃の一週間、とうとう私は「引きこもり願い」を出して、そうさせてもらった。
すると、あーら不思議。一瞬、シスプリの１２曲にせっせと取り組んでいた昨年夏みたい？！と怯えましたが、実際は、うれしくてしかたないの。我ながらビックリでした。じっくりと、作ることだけに向き合えてうれしかったァ。でてくるまでの悶々も、“そうそう、この苦しみ”だなんて。
“やっぱり、作るのが好きー！！”と、あらためてかみしめてました。初夏くらいに聴いていただけると思いますので、たのしみ、たのしみ。
日々、発見もいくつかあります。どうも私は、相手がしゃべっているところに割って入る、ってことができない。人が話している間に“口をはさむ”ってコトはできない、というか、しない、のがmy通常モード。だけど、ラジオの場合、それでは私はソコに“いない”人になってしまうのですね、フフフ・・・コマッタナ。なんとか、タイミングをみつけて頑張らないと。
そういえば昔も、家で、今日あったコトなんかを調子にのってペラペラしゃべっていて（実は私は、最後にはいつも“わかった！もう、口にチャックね！”とか言われてたほどのおしゃべり子供だった）、でも途中で誰かが何か違う話を発すると、それを聞かなくちゃと思うから、一回黙るでしょ？ すると、そのままその時に言いかけていたことが途切れちゃって、タイミングを逃がして“あわわ・・・”となっちゃうんでした。言いたいコトは、この体の中にいつも死ぬほどあるんだけどなァ。
それから、言葉について、ときどきあいかわらず過剰反応をしてる。この辺は、私の弱点というか、ある意味利点というか、まァ、特徴、ですので平気なんですが。いきなり気持ちがダウンするような発言に出会うと、そりゃあもううらめしくて、帰ってからもそれを頭から振り払うのに苦労しちゃう。だけど、その逆の、ぴゅーっとうれしくなっちゃうこともいっぱいなのが、人生ブラボー！なところ。
この２月〜３月もずっと思っていたんですが、メールや曲へのご感想なども、ほんとうにありがとうございます。もちろん顔も知らないあなたと、私、なのだけれど、すごく近く感じた夜も何度か。その文面のいろいろな形のやさしさに、私はぐっときたり、“おっ、恋してるね！”とつっこんだり、“今、がちょうど大変な時だ”とか“あ、もうじき抜け出すところ”とか、いろいろ思わせてもらってます。
自分のしたことについて、「無反応」でそのことが終わってしまったとしたら、どんなにかなしいだろう。だから、ほんとうにありがとう。心から、お礼を言います。
そういえば、テレビですごいセリフを聞きました。画家の人。
『人間はみんな、はじめて生まれてくるんだから、とまどって、あちこちぶつかって、当然なんだよナ』だって。はじめて生まれてきたのだから・・・って、スゴイ。こんなとてつもない大きな考え方、たまにすると、なんか、気が楽になるかんじ。その時の私には、ピカリと光射す言葉でした。
２月○日（土） ・・・夜、青山のBlue Note TOKYOへ、トゥーツ・シールマンス（ハーモニカの名手、８０才！）のライブに行く。〆切り前（というか、渦中）だったけれど、私の以前のディレクターＹ氏が、“たまには息抜きに、自分以外の音楽でも・・・”と誘ってくれたので、ありがたく。うーん、さすがＹ氏、私の精神的末期状況が伝わってたか？！
ステージは、もう圧倒的な余裕と大人っぷり。音色が素敵なのはもちろんのこと、その体中、存在自体からも幸せが奏でられていました。
こんな日に、もう自分の音楽なんて・・・できません。余韻に浸りながら、気分よく眠る。アシタマタガンバロウ・・・。
３月○日（水） ・・・３/２３（日）ＨＭＶ渋谷インストアライブのリハーサル。
気を引き締めて、細かいところも確認。その後、当日みなさまにお持ち帰りいただくサイン色紙も、楽しく心をこめて、書く。
メロキュアは、体調も含め、いろんな面で不思議な一致をみる２人なのですが、そういえば、この前、また一つ同じ嗜好を発見。
打ち合わせ中、ある話題がでた時のこと。つい、ボソッと、“私サ・・・、なぜだかはわかんないけど、どーしても好きになれないんだ”と言ってしまった。ら、megちゃんの目がキラリン！ こっちを見た。“ウソ・・・アタシモ！”
今まで誰にも言えなかったらしい。・・・おんなじだ。
―――それが何か、はちょっと言えません。その人気があまりにも市民権を得ているモノだから、カミングアウトするのは危険と思うので。
で、少数の仲間をみつけた同士の私たちは、“しーっ。”ということで、ニッコリ、話を胸におさめたのでした。おしまい。
P.S. リンクはＯＫです。ごていねいにお知らせ下さる方ありがとう。
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