このアルバムは、今までのものより圧倒的に写真が多く、各歌詞には、小さなメモ詩のようなものを付けました。
出典なども交えた、本人によるアルバム解説をします。

1.　Bon Voyage! 　5.　４月の雪 　6.　約束

“ミンキーモモ”は、これまでに私が一番深くかかわった作品です。 その中からは、この３曲。
Bon Voyage!は、ＯＶＡ[旅立ちの駅]の主題歌。 まだ声の入っていないビデオと台本をもらって、１００回くらい見ました。 涙も出て、情景も焼きついて、−そこはまだ途中−や、−夢が叶う瞬間 そ れは今日かもしれない−の言葉が、メロディーと共に出てきた。 今回も調 子に乗って、たくさんコーラスしています。
４月の雪は、CDドラマ[雪がやんだら]の主題歌です。プロデューサーＯ氏からは、「雪ね。雪の曲を作って下さいな。」とだけ言われた。 １２月だったと思います。 出来上がって持っていった日が雪で、「あら、まあ・・。」と、なんだか嬉しかったものです。
約束は、ミンキーモモの声優総出演のアルバムで[歌うフェアリーテール]から。 最終回の最後の最後に流れた曲でもあります。 今でもこの歌には、心を包まれたり優しくなでられたりする気がして、この曲と４月の雪 は、どうしてもさわれずに、元のままの音を入れました。

2.　素直な気持ち

林原めぐみさんの“SPHERE”から。 彼女の、元気な一面ではないほうの、少し内気な可愛らしい気持ちを、２人で表現した曲でした。 帰り道の風とか緑の気配がします。

3.　夜明けの青いソファー 　9.　冬のないカレンダー

“１月にはクリスマス”（岩館真理子作品初ビデオ）の時のもの。私の作詞曲ではありません。 最初、主題歌としてこの２曲が既に出来ていて、歌う人を探していた時に、「合うかも！」と、みつけてもらった。 今回は新アレンジで、少し大人っぽくなっています。

4.　はなれていても

林原さんの“bertemu”から。 詞の−青い空よりも 深い海よりも−は、私にとっては、ここまで言っていいかな？と少し悩んだ大きな表現でしたが、めぐみさんのVo.を聴いて、その思いは消えました。 その後、聴いて下さった方の気持ちによって、さらにスケールの大きい歌になった１曲、と思っ てます。

7.　−Ｌｉｆｅ−

今回、歌っているうちに妙に好きになってしまった曲です。“BLUE SEED”から。 −続けること やめること どっちが勇気だろう−は、永遠の課題かも。 悩みは深く、サウンドはつき抜けて明るく。

8.　 Shall we dance in the rain? 　10.　Lucky & Happy

“ウエディングピーチ”の２曲。中学生の女の子トリオが、悪魔と戦う時になると、「ウエディング、お色直しー！！」と叫んで変身するという、大変ケッサクな物語。 Shall we dance in the rain?の詞を新しくしたのは、元歌の詞が、−愛のウエ〜ブ感じてるかしら？−とか、−なんちゃって い・ま・だ・け〜−というものだったので。 今の私が歌うのは、ちょっと苦しいかと思いました。 Lucky & Happyは、元気！です。

11.　 愛されて守られて

新曲。昔から好きだったFender Rodesという、とてもきれいな音のエレキピアノを弾きました。 言いたかったことは、希望。 今、ぜひ誰かに聞いてもらいたかった気持ちです。

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